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犬や猫の眼球と瞼の間にある、薄い半透明の膜を瞬膜（しゅんまく）といいます。別名、第三眼瞼（だいさんがんけん）。別名は、人間の瞼は上瞼と下瞼の2つのみですが、犬や猫にはこの3つ目の瞼がある事に由来します。
目頭側に位置し、上瞼と下瞼のように上下への動きではなく、目頭から目尻へ向けて水平に動きます。犬や猫の場合、筋肉を構成する細胞である筋線維の部分があまり発達していないので、普段は目頭に少し見られる程度で、ほとんど表に現れません。そのため、眼球を覆った状態が続いたり、腫れたりすると、体調不良や病気が原因と考えられます。
但し、健康な状態でも寝起きや眠たい時に現れる事があり、また上瞼や下瞼を少し広げたり目頭の周囲を優しく押したりして確かめる事もできます。どちらかというと、犬より猫の方が表に出ています。
大きさは角膜を覆うほどあり、開閉によって眼球の表面を潤わせる、異物を取り除くなどの眼球を保護する機能が備わっています。