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犬歯とは、犬の歯の中でも最も長く、先端が鋭い形状をした歯を指します。食物や獲物をとらえるために発達した歯といわれており、尖った槍状をしているのが特徴です。永久歯が生え始めるのはおおむね5カ月から7カ月前後といわれており、全部で上に2本、下に2本の合計4本が生えてきます。それぞれ上下顎に一対になるように生えており、切り裂く能力に優れているのが特徴です。犬にも正しい噛みあわせが存在しており、この犬歯を基準点として考えられる場合が多いです。鋏状咬合、いわゆるシザーバイトと呼ばれており、上の切歯の裏側に下の切歯の表面が接触しているのが正しい噛みあわせです。また、下顎の歯が上顎の歯にすっぽりとはまる形であると、非常に美しい理想的な噛みあわせといえるでしょう。虫歯や歯周病にもかかりやすいため、飼い主が定期的にオーラルケアを行ってあげると良いでしょう。正常な咀嚼運動をおこなうためにも、犬歯の正常な成長が望ましいといわれています。