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チェリーアイは、第三目瞼および瞬膜の裏側の腺に炎症が起こり、腫れた状態を指します。炎症によって腫れた第三目瞼および瞬膜は、外側に盛り上がり、さくらんぼとよく似ているためチェリーアイという呼び名で通っていますが、正式な病名は第三目瞼腺脱出です。犬の場合、主な症状として、第三目瞼が突出する・目を擦る・瞬きが増えることなどが挙げられます。これらの他、目の充血や涙が見られる場合もあります。猫の場合は、さらに結膜炎を引き起こすことも珍しくありません。ほとんどは片側ですが、両側に起こるケースがあります。生後約6ヶ月から2歳頃の犬に発症することが多く、特に1歳以下の発症が大半を占めているのが特徴です。主な原因は、骨と腺組織の付着が先天的に弱いことや、外傷によるものなどがあります。第三眼瞼の飛び出しが大きくない場合には、点眼（抗炎症薬）の投与での治療が行われます。飛び出しが大きければ、整復手術が行われるのが一般的です。