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犬の被毛は、体を保護するための大切な役割があります。皮膚を外敵や乾燥、病原菌の侵入などから守るために体をおおっているのです。
このように大切な役割を果たしている被毛ですが、種類によって毛質に特徴があります。
その毛質の一つであるスタンドオフコートとは、開立毛（かいりつもう）といって、体から尻尾の先まで毛が立つように生えている状態のことをいいます。
長毛で毛の量が多いのが特徴で、ポメラニアン、サモエド、日本スピッツなどがこの毛質に属します。長い毛が開くように生えているので、ブラッシングやコーミングをこまめに行うことが大切です。日々のお手入れを続けることで、ふわふわで美しい毛質を保つことができます。換毛期には毛が抜ける量も多くなりますので、この時期は念入りにブラッシングをしてあげることが必要です。ブラッシングを怠ると、抜けていく上毛と生えてくる下毛が絡まって、毛玉を作る原因になってしまいます。ブラッシングをしながらこまめに抜け毛を取ってあげるようにしましょう。