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オッドアイは、右目と左目とで色が違うことを言い、虹彩異色症とも言います。これは、基本的に遺伝的なもので生まれつきですが、病気や眼球の怪我が原因となって発症する場合もあります。遺伝的なものの場合、多くは無害ですが、病気を併発することもあります。
オッドアイは、人間にも見られる現象ですが、人間の場合は非常に稀であり、1万人に一人の割合ですが、猫の場合は割りと有りふれていて、2割を越える発生確率です。猫では、白猫に多く発症し、左右の目の内、色の薄い方の側にある耳に聴覚障害を生じさせることがあります。聴覚障害の発生確率は、3割を少し越える程度です。
オッドアイの猫は、日本では淡黄色と淡青色との組み合わせを「金目銀目」と称して、縁起が良い猫とされることがあります。外国でも、美しく見え神秘的に見えることもあって、珍重されることがあります。しかし、病気が原因となる場合や病気を併発する場合もあって、猫の健康に留意する必要があります。