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犬にもワクチンが必要ということは知っている人も多いことでしょう。なかには、法律で義務付けられているワクチンもあります。大切な愛犬を感染症のリスクから守るためにも、正しい知識を持ってワクチンを受けさせる必要があります。ここでは、愛犬が受けられるワクチンについて詳しく説明します。

そもそもワクチンは必要なの？

大切な家族の一員である犬の健康を守るのは、飼い主にとって重要な役割です。栄養バランスの取れた食事やしっかりとした運動のほかにも、ストレスを溜めさせないように心がけ、肥満や糖尿病などの生活習慣病を予防する必要があります。
犬の病気にはさまざまあり、ワクチンで予防できる病気とそうでないものに分類できます。ワクチンで予防できる病気には、きちんとワクチン接種を行ってあげるのが飼い主としての務めであると考えましょう。しかし、犬の健康を守るために接種するワクチンですが、ワクチンには副作用の危険性もあるということを忘れてはいけません。愛犬を守る飼い主として、ワクチンに対して正しい知識も持つことが非常に大切であるといえます。

ワクチンで防げる病気の種類

犬を飼う際には、予防接種は避けて通れないものであると考えましょう。特に子犬の場合には、必要な回数を接種しないことで致命的な病気に感染してしまう可能性があります。ワクチンで防げる病気としてまず挙げられるのが「狂犬病」です。これは、発病すると100％の確率で死に至る恐ろしい感染症で、その危険性の高さからワクチンの接種を法律で義務付けられ、接種を怠ると罰則を科せられることもあります。
犬ジステンパーや犬アデノウイルス（2型）感染症、犬伝染性肝炎、犬パラインフルエンザウイルス感染症、犬パルボウイルス感染症、コロナウイルス感染症は、6種混合ワクチンの接種で感染が防げます。また、6種混合に3種を追加した9種混合ワクチンや、9種混合ワクチンに2種類を追加させた11種混合ワクチンもあります。11種混合ワクチンでは、一度の接種でより多くの感染症から愛犬を守ることができます。

ワクチンにかかる費用

ワクチンの費用は、狂犬病のワクチンで大体3,000円前後と考えておきましょう。狂犬病は年に1回の接種が義務付けられているので、毎年必ず受ける必要があります。混合ワクチンは任意ワクチンなので、受けるかどうかは飼い主の判断に委ねられます。感染症の種類に応じて2～9種類のものが一般的で、3回の接種が必要です。
料金に関しては、何種類のワクチンを接種するのかによってかわってきますが、一般的に多く接種されている5種類のもので8,000円程度と考えましょう。9種類を接種する場合には10,000円前後の費用がかかります。11種類全部を受けさせる場合では12,000円ほどです。接種を受ける病院によっても金額が異なるので、一度確認してみるのがいいでしょう。
ワクチンの正確な情報を知りきちんと接種させることで、愛犬をさまざまな病気から守ることができます。正しくワクチンを接種させることは飼い主としての務めです。