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近隣トラブルは犬を飼うときに気を付けたいことのひとつです。ペットを通して良いお付き合いができるかどうかは飼い方にあります。トラブルが大ごとになってしまうケースなどに触れながら、トラブルにならない飼い方を紹介します。

周りの人に迷惑をかけないしつけを

犬を迎えたときから気をつけたいのがしつけです。むだ吠え、飛びつきなどがないように子犬の頃からしつけましょう。むだ吠えのひとつに「要求吠え」があります。これは遊んで欲しいときなど、何かを要求するときに吠えるものです。「要求吠え」の癖をつけないためには、要求に応えないことで根気よくしつけます。吠えたら無視し、吠えるのを止めたら誉めてあげ、要求に応えるという方法です。犬は次第に「吠えるのを止めれば誉めてくれる」と学習します。散歩のときは他の犬や人に飛びつかないよう、リードを短めに持ちましょう。常に飼い主の横について歩くようにしつけておくことです。リードを引っ張るときには足を止めてグッとリードに力を入れ、犬が引っ張るのをやめたら進むようにします。

実際に大ごとになってしまうケースも

飼い犬が近隣の人を噛んでしまったというニュースは時々きかれます。この場合は訴訟に発展することも珍しくはありません。実際に過去には大型犬が近隣の人や子どもを噛んでしまったというケースもあります。秋田犬など大型犬の中には、地域によって檻を用意するなど飼育条件が付けられている犬種もいます。また、放し飼いは日本国内であればほとんどが違法です。リードを付けている場合でも小さな子どもに引かせていたり、伸びるリードにしていたり、飼い主の責任が問われるようなトラブルは少なくありません。大ごとになってしまうものは、ほとんどが飼い方に問題がみられます。不注意な飼い方は近隣にも迷惑をかけることになります。犬は条例を守り、マナーを守って飼いましょう。

ペット保険の加入も考えよう

犬を飼うときにはペット保険の加入もおすすめです。これは病気やケガのときの医療費負担を軽減してくれるものですが、それだけではありません。ペット保険の中には「特約」が付いているものもたくさんあり、万が一のトラブルにも対応できるものをつければ安心です。例えば、ペットが他人の物を噛んで壊してしまった場合や、ケガをさせた場合の賠償金などが補償されます。だからといってしつけや飼い方を怠っていいものではありませんが、心強い味方になります。プランに応じて月額数百円〜の保険も出ているので、犬の特性なども考慮して加入を決めるのがポイントです。近隣トラブルを避けるには犬のしつけをしっかり行い、一方で問題が起きた時にも安心できるペット保険などで備えましょう。